髙嶋政宏といえば、その独特な存在感と幅広い演技力で、日本のエンターテインメント界に欠かせない存在として知られています。
俳優一家に生まれ、幼い頃から芸能界に親しんできた彼は、映画、ドラマ、舞台、そしてバラエティ番組と、多岐にわたる分野で活躍を続けています。
今回は、そんな髙嶋政宏の魅力に迫り、彼の軌跡を辿りながら、その個性と才能、そしてプライベートにも迫ります。
芸能一家に生まれたサラブレッド!髙嶋政宏のルーツ
髙嶋政宏は、1965年10月29日、東京都で生まれました。
父は、往年の二枚目俳優として知られる高島忠夫さん、母は元宝塚歌劇団雪組トップスターの寿美花代さんという、まさに芸能界のサラブレッドと言えるでしょう。
弟は俳優の髙嶋政伸さん、従妹にはバイオリニストの高嶋ちさ子さんを持つなど、華麗なる一族に育ちました。
幼い頃から、両親の舞台を観劇したり、撮影現場に訪れたりするなど、芸能界が身近な環境で育った髙嶋さん。
自然と俳優という職業に憧れを抱くようになったといいます。
「両親の姿を見て、自分も表現者として生きていきたいと強く思いました。特に、父の舞台での存在感は圧倒的で、幼心に大きな衝撃を受けましたね。」と、当時を振り返ります。
デビュー作で新人賞を総ナメ!華々しい俳優人生の始まり
1987年、映画『トットチャンネル』で俳優デビューを果たした髙嶋さん。この作品は、黒柳徹子さんの半生を描いたもので、髙嶋さんは黒柳さんの弟役を好演しました。
デビュー作にして、その演技力は高く評価され、日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、ブルーリボン賞、報知映画賞、キネマ旬報賞、毎日映画コンクールなど、数々の新人賞を総ナメにする快挙を成し遂げます。
「まさか、こんなに多くの賞をいただけるとは思ってもいませんでした。本当に嬉しかったですし、同時に、俳優として生きていく覚悟が固まりました。」と、受賞当時の喜びを語っています。
その後も、映画『ガンヘッド』、『ZIPANG』、『ゴジラvsメカゴジラ』、『ゴジラvsデストロイア』、『キングダム』シリーズなど、話題作に次々と出演。着実にキャリアを積み重ねていきます。
唯一無二の存在感!個性派俳優としての活躍
髙嶋政宏さんは、二枚目俳優のイメージが強い父・高島忠夫さんとは異なる道を歩み、個性派俳優としての地位を確立していきます。
シリアスな役からコミカルな役まで、幅広い役柄をこなす髙嶋さん。
特に、近年は時代劇での活躍も目覚ましく、『キングダム』シリーズでは、秦の六大将軍の一人・王翦役を熱演。その重厚な存在感と迫力ある演技で、多くの観客を魅了しました。
「どんな役でも、自分なりに解釈し、命を吹き込むことを大切にしています。役作りは、いつも試行錯誤の連続ですが、それが俳優としての醍醐味でもありますね。」と、役者としての信念を語っています。
2024年には、映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』、『もしも徳川家康が総理大臣になったら』など、話題作への出演が控えています。
意外な素顔!?ロック好きが高じて…
俳優としての顔とは別に、髙嶋さんは大のロック好きとしても知られています。
「音楽は、僕にとってなくてはならないものです。特にロックは、僕の人生に大きな影響を与えてくれました。」と語るほど、ロックへの愛は深く、フジロックフェスティバルなどの音楽フェスにも頻繁に足を運んでいるそうです。
自身のラジオ番組では、ロックの名曲を熱く語り、時には自らギターを演奏することも。その意外な一面に、驚かされるファンも多いのではないでしょうか。
「音楽を通して、様々な人と繋がることができ、世界が広がりました。これからも、ロックと共に人生を楽しんでいきたいですね。」と、笑顔で語ります。
愛妻家としても知られる髙嶋政宏。シルビア・グラブとの結婚生活とは?
髙嶋さんは、2005年に女優のシルビア・グラブさんと結婚。おしどり夫婦としても知られています。
「妻とは、お互いにリスペクトし合い、支え合っています。彼女は、僕にとって最高の理解者であり、パートナーです。」と、妻への深い愛情を語ります。
一方で、夫婦でSMショーに行ったことがあるというエピソードをテレビ番組で披露し、話題を呼んだことも。
「妻は『吐き気がする』と言っていましたが…(笑)。でも、それも良い思い出です。僕たちは、お互いの趣味や価値観を尊重し、自由に生きています。」と、笑いを交えて話します。
こうした飾らない openness も、髙嶋さんの魅力の一つと言えるでしょう。
髙嶋ファミリー秘話!家族との絆、そして父・高島忠夫との思い出
髙嶋政宏さんを語る上で、欠かせないのが家族の存在です。
弟の髙嶋政伸さんとは、俳優として互いに刺激し合い、高め合える存在だといいます。
「弟とは、仕事の話をしたり、プライベートで食事に行ったりするなど、仲が良いですね。お互いに、俳優として尊敬し合っています。」
また、父・高島忠夫さんからは、俳優としての姿勢だけでなく、人生 philosophy も学んだといいます。
「父は、いつも『自分らしく生きること』の大切さを教えてくれました。その言葉は、今でも僕の心の支えになっています。」
高島忠夫さんが亡くなった際には、その悲しみを乗り越え、俳優として、そして人として、さらに成長を遂げた髙嶋さん。
家族の絆が、彼の原動力となっていることは間違いありません。
今後の活躍から目が離せない!髙嶋政宏の挑戦は続く
俳優、タレント、司会者と、マルチに活躍する髙嶋政宏さん。
「これからも、様々なことに挑戦していきたいですね。枠にとらわれず、自分らしく表現活動を続けていきたいと思っています。」と、今後の抱負を語ります。
2023年11月には、NHK総合ドラマ『ガラパゴス』に出演。さらに、バラエティ番組『ぽかぽか』では木曜パーソナリティを務めるなど、精力的に活動を続けています。
常に新しいことに挑戦し続ける髙嶋政宏さん。
その唯一無二の存在感と、幅広い活躍から、今後も目が離せません。
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