彼がスクリーンに現れると、なぜかホッと安心する。爽やかな笑顔と、どこか懐かしい雰囲気をまとった俳優、工藤阿須加。
近年ではドラマや映画で引っ張りだこ、その活躍は目覚ましいものがあります。しかし、彼を語る上で欠かせないのは、俳優業だけではありません。農業への熱い情熱、そして家族との強い絆。
今回は、そんな工藤阿須加の魅力に迫り、彼の「今」を深く掘り下げていきます。
プロ野球のサラブレッド!華麗なる一族に生まれた工藤阿須加
1991年8月1日、福岡県で生まれた工藤阿須加。
父は、プロ野球界のレジェンド、工藤公康氏。5球団で活躍し、通算224勝を挙げた名投手です。母は元栄養士で、食育にも熱心に取り組んでいたといいます。
そんな華麗なる一族に生まれた阿須加ですが、幼い頃は野球ではなくテニスに熱中していました。しかし、高校時代に怪我で断念。その後、俳優の道へと進みます。
「父のような偉大な存在を超えるのは難しい」と感じていた阿須加。それでも、彼の中にあったのは「誰かの心に響くような、そんな存在になりたい」という強い想いでした。
俳優デビューから12年。「ZIP!」で培った国民的人気
2012年、ドラマ『理想の息子』で俳優デビュー。
その後も『八重の桜』、『ルーズヴェルト・ゲーム』など話題作に次々と出演し、着実にキャリアを積んでいきます。
映画『アゲイン 28年目の甲子園』では、主演の中井貴一と親子役を熱演。自然体の演技で、観る者の心を掴みました。
そして、2016年から5年間務めた情報番組『ZIP!』の水曜メインパーソナリティーは、彼の知名度を一気に押し上げることに。爽やかな笑顔と親しみやすいキャラクターで、お茶の間の人気者となりました。
俳優として、そして情報番組のパーソナリティーとして、幅広い層から支持を集める工藤阿須加。その活躍の場は、ますます広がっています。
「無能の鷹」で魅せる新境地! 俳優・工藤阿須加の挑戦
2024年10月、菜々緒主演のドラマ「無能の鷹」に雉谷耕太役で出演。クールでミステリアスな役柄は、これまでのイメージを覆す新たな挑戦です。
「今まで演じたことのないタイプの役なので、とても刺激的です。自分自身の殻を破り、新たな一面を見せたいと思っています」と語る阿須加。
彼の演技に対する真摯な姿勢、そして進化し続ける姿に、多くのファンが魅了されています。
「ゴールデンカムイ」実写化で話題沸騰!月島基役に挑む
人気漫画「ゴールデンカムイ」の実写化作品(WOWOW)で、月島基役を演じることも決定。原作ファンからも「月島軍曹にピッタリ!」と期待の声が寄せられています。
「原作の世界観を大切に、月島基という人物を丁寧に演じたい」と語る阿須加。彼の熱演に、今から注目が集まっています。
農業にかける熱い想い!山梨県北杜市で汗を流す日々
俳優業の傍ら、山梨県北杜市で農業にも取り組んでいる工藤阿須加。
「食の大切さを伝えることで、誰かの役に立ちたい」
そんな想いを胸に、土に触れ、作物を育てています。
自身の冠番組『工藤阿須加が行く農業始めちゃいました』では、全国各地の農家を訪ね、農業のリアルな現状や魅力を伝えています。
番組は放送100回を達成。視聴者からは「農業への愛が伝わってくる」「阿須加さんの人柄に癒される」といった声が多数寄せられています。
家族との絆、そして未来へ。工藤阿須加の「これから」
5人兄妹の長男である工藤阿須加。
家族との絆を大切に、忙しい中でも頻繁に連絡を取り合っているそうです。
SNSでは、父・公康氏と一緒に畑仕事をする様子も公開。仲睦まじい親子の姿に、多くのファンが温かい気持ちにさせられています。
俳優、そして農家として、様々な顔を持つ工藤阿須加。
「これからも、色々なことに挑戦し、自分自身を成長させていきたい」
彼の挑戦は、まだまだ始まったばかりです。
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